花粉症シーズンの薬代を賢く節約する方法
毎年この時期になると、花粉症の薬代が家計の悩みになる方も多いのではないでしょうか。市販薬・処方薬のどちらを選ぶか、ジェネリックは使えるのか――今回は、花粉症シーズンの薬代を賢く抑えるポイントをまとめました。
① 処方薬 vs 市販薬(OTC):どちらが得?
花粉症の薬(抗ヒスタミン薬や点鼻薬など)は、同成分が市販薬として販売されているケースがあります。どちらがお得かは負担割合と購入量で変わります。
花粉症シーズンの費用比較(1ヶ月分の目安)
| 比較項目 | 処方薬 | 市販薬(OTC) |
|---|---|---|
| 価格(目安) | 薬剤料+技術料(自己負担1〜3割) | 全額自己負担(保険適用外) |
| 種類・量 | 医師の判断で必要量を処方 | 市販規格のみ・必要量と合わないことも |
| 手間 | 受診+薬局の時間が必要 | ドラッグストアですぐ購入可 |
| 医療費控除 | 対象 | セルフメディケーション税制の対象になる場合あり |
症状が軽い方や短期間だけ使う場合は市販薬で済むこともありますが、毎年継続して服用する方は処方薬+ジェネリックの組み合わせが費用面で有利なケースが多いです。
② ジェネリック医薬品を積極的に活用する
花粉症の定番薬「フェキソフェナジン(アレグラ)」「ロラタジン(クラリチン)」「セチリジン(ジルテック)」などは、いずれもジェネリックが豊富に揃っています。先発品と有効成分は同じでありながら、薬剤料を3〜5割程度抑えられることが一般的です。
処方箋を持参した際、薬剤師に「後発品に変えることはできますか?」と一言相談するだけで切り替えられます。
③ 技術料をチェックしてみよう
薬代のうち、薬そのものの費用(薬剤料)以外に調剤技術料・薬学管理料がかかっています。花粉症シーズンは同じ薬局を繰り返し受診するため、技術料の累計額も意外と大きくなります。
たとえば3割負担で「薬代の合計1,500円」を支払ったとき、実際の医療費総額は5,000円。そのうち技術料が占める割合は薬局によって異なりますが、このサイトのかんたんチェックで確認することができます。
④ かかりつけ薬局を決めてまとめて管理する
毎年同じ薬局を利用することで服薬管理指導料(3か月以内再来局で45点)が適用されやすくなり、技術料の節約につながります。また、お薬手帳を一元管理することで、他の薬との飲み合わせチェックも受けやすくなります。
⑤ 医療費控除・セルフメディケーション税制を忘れずに
年間の医療費合計が10万円を超える場合は医療費控除の対象になります。花粉症の処方薬・薬局での支払いも含まれるため、領収書は必ず保管しておきましょう。また、スイッチOTC医薬品を購入した場合はセルフメディケーション税制(年間1.2万円超の部分が控除)も活用できます。
※ 点数・制度内容は2024年6月改定時点の情報をもとに作成しています。詳細は各薬局または厚生労働省のホームページでご確認ください。