💊 おくすり代チェック

「かかりつけ薬剤師」を指名すると薬代はどう変わる?メリットと費用を図解

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尾崎 拓也(薬剤師・調剤薬局経営者)が執筆・監修
和歌山県内で調剤薬局を経営。本記事は現役薬剤師としての実務経験と公的資料に基づいています。 プロフィールはこちら

薬局で「かかりつけ薬剤師」を指名できることをご存知ですか?2016年度の調剤報酬改定で導入されたこの制度は、薬の管理を一人の薬剤師に任せることで安心・安全な服薬をサポートするものです。一方で、指名するとかかる費用が変わることもあります。この記事では制度の仕組みとメリット・費用への影響をわかりやすく解説します。

📌 この記事のポイント かかりつけ薬剤師を指名すると「かかりつけ薬剤師指導料」が算定され、自己負担が増えることがあります。一方、薬の一元管理・夜間対応・在宅サービスなど受けられるメリットも多く、長期的なコスト削減にも繋がります。

① かかりつけ薬剤師とは?

かかりつけ薬剤師とは、患者さんが自分で指名した特定の薬剤師のことです。担当の薬剤師が服薬履歴・アレルギー・副作用歴などを継続的に管理し、飲み合わせの確認や生活習慣へのアドバイスなどを行います。

指名するには、薬局で担当薬剤師を決め、同意書にサインするだけです。かかりつけ薬局の中で「この人にお願いしたい」と思う薬剤師がいれば、気軽に声をかけてみましょう。

② 費用はどう変わる?

かかりつけ薬剤師を指名した場合、通常の「薬剤服用歴管理指導料」の代わりに「かかりつけ薬剤師指導料」が算定されます。

通常 vs かかりつけ薬剤師 費用比較

👤 通常の指導料 45〜59点 約140〜180円 基本的な服薬指導 👨‍⚕️ かかりつけ指導料 76点 約230円 手厚いフォロー付き → 1回あたり +50〜90円
算定区分点数(保険点数)3割負担の目安
薬剤服用歴管理指導料(通常)45〜59点約140〜180円
かかりつけ薬剤師指導料(指名あり)76点約230円

1回あたりおよそ50〜90円の自己負担増になります。月に1〜2回通院する方であれば、年間で約600〜2,000円程度の差になります。

③ それでも指名するメリットはある?

費用は少し上がりますが、以下のようなメリットが期待できます。

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💊 飲み合わせのリスク低減 複数の病院・診療科の薬をまとめて確認してもらえる
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👁️ 副作用の早期発見 経過を知っている薬剤師だからこそ気づける変化がある
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📦 残薬の整理 飲み忘れ・重複を防ぎ、無駄な出費を減らせる
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🌙 夜間・休日の相談窓口 急な症状の際に気軽に相談できる安心感

特に高齢者や複数の持病をお持ちの方にとっては、少ない追加負担で大きな安心が得られる制度です。

④ かかりつけ薬剤師の指名が向いている人・向かない人

向いている向かない
服薬状況複数の薬を長期服用しているたまに薬をもらう程度
受診頻度月1〜2回以上定期通院している年数回の急性疾患のみ
年齢・状況高齢者・持病あり・在宅療養中若くて健康で受診機会が少ない

「まだ若いし薬もたまにしかもらわない」という方は、費用対効果が低くなることもあります。自分のライフスタイルに合わせて検討しましょう。

⑤ 指名の手続きと注意点

  1. 薬局で「かかりつけ薬剤師をお願いしたい」と伝える
  2. 担当薬剤師に同意書を渡してもらい、署名する
  3. 以降は同じ薬局・同じ薬剤師に担当してもらう(不在時は代替対応あり)

なお、同じ薬局に通うことが前提のため、引越しや薬局の変更があった場合は手続きをやり直す必要があります。また、担当薬剤師が不在の日に来局した場合は、通常の指導料で算定されることがあります。

💡 かかりつけ薬局の費用も「おくすり代チェック」で確認しよう かかりつけ薬剤師の指名を検討する際は、まずその薬局の技術料が適切かどうかを確認することも大切です。「おくすり代チェック」を使えば、領収書の金額をもとに技術料の目安と全国平均の比較ができます。信頼できる薬局選びの参考にしてみてください。

※ かかりつけ薬剤師指導料の点数・算定条件は調剤報酬改定により変更されることがあります。最新情報は薬局または厚生労働省の発出資料をご確認ください。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療・服薬指導の代替となるものではありません。体調や薬について気になることがあれば、医師・薬剤師にご相談ください。制度・金額は公開時点の情報に基づきます。詳しくは利用規約・免責事項をご覧ください。

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